妊婦さんに知って欲しい。出産場所でリラックス度がこんなに変わる!病院と自宅出産を比べてみる。

子育て

私は子どもを2人出産しています。
1人目は助産院で出産予定でしたが、急遽病院出産。
2人目は自宅出産でした。
病院とはあまりにも違うその経験を、今回ご紹介します。

助産院と病院との比較の記事はこちらをどうぞ。

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自宅出産の場合

自宅出産を選択した理由

前回の記事https://www.kizukinomori.com/post-274/に書きましたが、1人目は助産院で出産を予約したものの、予定日を10日過ぎたため、提携先の病院で出産したのでした。

2人目の妊娠が判明したとき、助産院での出産が叶わなかった私は、もちろん助産院を選択するつもりでした。でも1人目の出産時とは違う場所に引っ越していたため、新たな助産院を探すことに。

ネットでググっていると、同じ市内に助産院はなかったのですが、代わりに自宅出産専門の助産師さんを見つけました。
それまで自宅出産は遠いことに思えて、頭にも浮かびませんでした。
でももし、自宅で出産できたら、上の子の学校にも支障ないし、里帰りも考えていなかったので、なんて素敵だろうと思えて、すぐにコンタクトを取りました。

早速家に来てもらい、夫婦でその方に話を聞くうちに、もうすっかり自宅出産の夢が広がりました。助産師さんの人柄も誠実で信頼できました。

そして私は自宅で出産を決意したのでした。

自宅出産にも必ず提携先の病院がある

もしもの時のために、自宅出産でも助産院同様、必ず提携先の病院があります。
節目には、その病院で検査を受けることになります。(28週30週35週36週など)
なので検査で何か問題などが出てくれば、提携先の病院で出産ということになります。
出産時も緊急の時は、提携先の病院が対応してくれます。
妊娠初期も、大事な検査がたくさんあるので、それは一通り病院で受けることになります。
自宅出産でも、サポート体制はできているのです。

自宅で出産できない場合

誰もが自宅で出産できるわけではありません。
助産院と同じですが、管理入院が必要だったり、ハイリスクな出産、また帝王切開が必要な場合は、自宅では出産できません。

ちなみに私が自宅出産したのは42歳のとき。
高齢出産でしたが、無事に出産できました。
トラブルがなければ、年齢はあまり問題ないようです。

出産費用について

請け負う助産師さんにより金額は違うと思いますが、今回は出産一時金とぴったりの額でした。
妊婦健診も自治体の補助券が利用できました。

健診の違い

私の場合、健診も自宅でした。
健診時間も1時間。
血圧やお腹の心音を聞いて、生活や食事について聞いた後、体操の指導や足浴、お灸やテルミー温熱療法などをしてくれました!

テルミー温熱療法というのは、細い金属の棒の中に、お線香を太くしたような棒に火をつけて入れ、金属を温めながら、マッサージする療法です。
これが非常に気持ちがいい!
冷え性の私には、この棒を使って全身マッサージしてもらうのがたまらなく楽しみでした。
暖かいし、気持ちいいんです。
難点は、部屋の中がお線香臭くなること。
匂いが苦手な人には勧められませんが、至福のひとときです。

自宅出産の場合も、正常な出産に導くために、助産師さんは心と体の状態にとても気を使ってくれます。
冷えにはとっても敏感ですし、むくみが出たらお灸やマッサージで対処します。
食事の話も出るし、たくさん歩くようにも言われます。

そのようにリラックスした密な時間を過ごすと、信頼関係もできあがります。
自然といろんな話をするようになり、不安なことや、日ごろの愚痴を吐いたりすることで、カウンセリング効果もあり、精神的にも楽になります。助産院と同じですね。

このようなケアは病院では受けられません。
エコーを見て、検査結果を見て、異常なしで終わりです。
異常があれば、薬や食事の指導をされてまた検査をするだけです。

自宅出産も助産院も、ちょっと体を触って冷えていたら、「大変!」ってことになります。
夏でも靴下をはいて、お風呂も湯船につかって、飲み物は常温で、体を温める食事をとって!となります。

自宅出産でも助産院でも、とにかく助産師さんは、自分と同じように親身になってくれました。
その精神的なサポートが病院とは全然違うところだと思います。

出産のとき

今回の自宅出産でもバースプランを書きました。

たとえば、
 どの部屋で
 付き添いは誰で
 どんなポーズで
などです。

自宅なのでどこで産んでもOK!
寝室でもいいし、お風呂でも!

ポーズもキッチンのカウンターにつかまりながら、など自分でいきみやすい場所とポーズでいいんです。

私は1階にある和室を選択しました。

アロマを炊いてもいいし、好きなCDをかけてもいい。
出産のポーズも、ベッドで仰向けもいいし、座ったポーズや旦那さんにしがみついたポーズでも何でもOK!
本当に好きな状態でいいんです。

出産当日は、助産師さんに、サポートの助産師さんが1人つきます。
そして陣痛の始まった私を2人がかりでひたすらマッサージ笑。

今回夫の出番はありませんでした。

陣痛が始まってから、なかなか子宮口が開かなかったので、家の階段を上り下りしたり、お風呂に入って体を温めたり、マッサージしてもらったり。

水分も好きなものを好きなタイミングでとりつつ、おにぎりをほおばりつつでした。

こういう所が本当に自由でいいですよね!

いよいよ出産のときになり、出産場所の和室に移動。
和室にはブルーシートを敷き、その上に布団、そしてビニールシート、シーツを敷いて準備してあります。

ポーズはふつうに仰向けで出産しました。

本陣痛が始まってから出産までの約7時間、2人の助産師さんにはずっと体をさすってもらったり、励ましてもらいました。これがどれだけ心地よく、リラックスできることか。
自宅の慣れた環境、誰かに気を使うこともなく、出産できる。
本当に贅沢なお産でした。

長男は時間も遅くなったこともあって、リビングで寝てしまい、とうとう起きませんでした。

出産は、会陰も裂けることがなく、赤ちゃんはきれいに産まれてきました。
そしてそのまますぐにカンガルーケア。

その後、夫が臍の緒を切りました。
臍の緒って出産直後はドクドクしているんです。
そのドクドクが無くなってから切除します。

その後長男を起こして、家族で乾杯と記念写真を撮りました!
私はノンアルコールのウメッシュを。
これが出産後最初の飲み物で、信じられないくらいのおいしさでした!笑
夫はシャンパンを開けました。
病院じゃ考えられませんね。

その後は、助産師さんたちがてきぱきと部屋を片付け、私も着替えて
同じ部屋に家族で布団を敷いて寝ました。
こんなことができるのも自宅ならではですね。

出産後

産後5日間、毎日助産師さんが家に通ってきてくれます。

赤ちゃんの健康観察をしてから、私の健康観察。

赤ちゃんの沐浴などもやってくれます。
これ、初産だったらとてもありがたいと思います。
家にある設備を使い、家にある道具を使い沐浴する。
病院だと、沐浴するにも病院の設備と道具を使いますので、やり方はわかっても、家でやる場合これでいいのかな?ということがあると思います。
そういう不安が出てこないのが本当にいいです。

出産は夏でしたが、体が冷えているということで、テルミー式温熱療法を毎日やってもらいました。またまた至福の時。

助産師さんが来る時間を除けば、本当に自由です。
食事だって好きなときに好きなものを。
上の子の相手もできるし、寝たいときに寝て起きて、お風呂も好きな時に入れる。
夜は家族全員で同じ部屋で寝る。
これが本当に快適でした。
病院は上げ膳据え膳なんですが、やっぱり気を遣うんですよね。

赤ちゃんはずっと私と一緒のせいなのか、はたまた2人目のせいなのか、よく寝てくれました。

最後に

いかがでしたでしょうか?
自宅出産と病院の違い、かな~りありますね。

兄弟がいる家では本当におすすめです。
最初から赤ちゃんと一緒の生活だと、より身近に感じるせいか、とっても可愛がってくれます。
それに母親が大変なんだっていうのが分かってお手伝いとかも頑張ってくれたり。

これから妊娠を希望されている方は、ぜひ自宅出産も選択肢のひとつとして考えて頂けると嬉しいです。

この記事が皆さんのお役に立てたら幸いです。

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