新米ママ必見!気づけば付箋がいっぱいになる私のおすすめ育児書

子育て

初めての育児には不安やわからないことがいっぱい。そんなとき、きっと助けになる私のおすすめの育児書をご紹介いたします☆

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子どもへのまなざし

児童精神科医の佐々木正美先生が書いた育児書の定番。私のバイブルとでもいうべき本です。1998年発刊と古いですが、育児とはどういう心持でやっていくか、子どもにはどんな態度で接するべきなのかが優しい語り口で書かれています。私は長男が4歳のときに読みましたが、もっと早く読むべきだったと思いました。
乳幼児期に子どもの要求を満たし、子どもの基本的信頼感を育てること、このことが他人への信頼感や、自分への信頼感につながり、自律性が育まれる。そのことをわかりやすい例をあげながら、また科学的な実験の話を用いながら、著者が繰り返し説いています。

育児をするうえでもっとも大切なことは、子どもにいきていくための自信をもたせてあげることです。それには子どもにとって、最大のサポーターであり理解者が親なのだということが、子どもにつうじればそれでいいのです。

子どもへのまなざし 佐々木正美 福音館書店

そして、(特に乳幼児期の)子どもの要求に100%答えるような気持ちで、と著者は言っていますが、要求に100%答えることは現実的には無理でしょう。あくまでも、そのような気持ちの余裕を持って育児をするのがいい、ということです。

幸せということは、物事に感謝できる、そういう喜びをもつということですが、まず、自分自身が幸せでなければ、子どもを幸せにすることなんかできないのですね。

子どもへのまなざし 佐々木正美 福音館書店

育児というのは本当に自分が満たされていないと、常にイライラするものです。自分自身が幸せでないと感じるのならば育児はつらいに違いありません。反対に自分自身が満たされていれば、余裕を持って子どもに接することができ、子どもも安心して育つでしょう。自分のメンタルをいい状態に保てるよう、ほんの少しでいいから自分だけのとっておきの時間(たとえばゆっくりお気に入りのお茶を飲む、本を読む、ストレッチをするなど)を作れるといいですね。

子どもが育つ魔法の言葉

こちらも古くからの定番といっていい、ドロシー・ロー・ノルトの1999年発刊の本です。「子は親の鏡」というタイトルの詩を書いた著者が、その内容を1行ずつ例を用いながらわかりやすく説明しています。この詩は全部で19行ですが、その1行ずつがすべて教えになっていて、この詩を読むだけでも、「うんうん、そうだよね」とうなずきたくなる内容です。

子どもは親を手本として育ちます。毎日の生活での親の姿こそが、子どもに最も影響力を持つのです。わたしは、詩「子は親の鏡」で、それを表現したかったのです。

子どもが育つ魔法の言葉 ドロシー・ロー・ノルト, レイチャル・ハリス PHP研究所

例えば最初の句、「けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる」の章では、ついカッとなってしまったときに起こること、上手な叱り方、小言が無駄なこと、親が子どもから学ぶことについて、日常にありがちなシーンを例にしながら説明をしています。子どもが大きくなってくると、つい日々の忙しさで、忘れかけていた子どもへの接し方を、いかんいかんとリセットさせてくれます。ときどき、折にふれて読み直すことがおすすめです。

0~4歳、わが子の発達に合わせた1日30分間「語りかけ」育児

この本には本当にお世話になりました。イギリスの言語治療士であるサリー・ウォードによる月齢別の子どもへの接し方の本です。毎日30分だけ子どもと1対1でしっかり向き合うことで、子どもが子どもの発達に沿って、おすすめの親子のふれあい遊びや絵本が紹介されています。この本の素晴らしいところは、その月齢の子どもがどんな発達状態なのか、詳しく書いてあるところです。たとえば8か月の「ことばの発達」の部分は約3ページにわたって記載されていますが、以下のように、やさしい言葉で書かれているため、読むのは苦痛ではありません。

知能の面では、ことばが使えるようになるための前ぶれがみられます。
遊びの中でコップは飲むための物ということがわかり、湯のみもペットボトルも飲むための物といった分け方ができます。初めは大まかな分け方ですが、そのうちに細かく分かれていきます。

0~4歳、わが子の発達に合わせた1日30分間「語りかけ」育児 サリー・ウォード 小学館

8か月の部分では、詳しい発達の説明の後、「発育のようす」「注意を向ける力」「聞く力」についても記載されています。そして「6か月~満9か月までの1日30分語りかけ育児」のページがあり、この時期やるといい、赤ちゃんとの遊びについて詳しく書かれています。くり返しのことば遊び、赤ちゃんの言いたいことをかわりに言う、擬態語、擬声語といった遊びの音をたくさん使う、短く簡単な文を使う、物の名前を言う、注意事項など。

とにかくその月齢のところだけを読めばいいので、とても便利です。長く使える1冊なので、すぐ手に取って確認できるようにしておくのがおすすめです。
まんが版もあります。

言語の発達にはベビーサインもおすすめです!
こちらもどうぞ。

[Z会進学教室]長野正毅先生の子育て応援メッセージ 励ます力

通信教育で有名なZ会進学教室の渋谷教室室長である長野正毅先生の、Z会ブログを出版にあたり、まとめ直したもの。子どもとの接し方、人生論、勉強法の3章に分けられています。完全なる育児書ではないのですが、この方の考え方、哲学が私にはぴったりきていて、とても好きです。1つ1つのコラムは短く、すぐに読むことができます。
下記の文は一番最初のコラムに出てくるものですが、本当にそうですよね。

子どもは親を実によく見ています。
恋人が相手の様子をたえず見つめているのと同じです。

[Z会進学教室]長野正毅先生の子育て応援メッセージ 励ます力 長野正毅 主婦と生活社

夫を恋人としてたえず見つめていた時代は遠い昔になってしまいましたが笑、子どもって親のずるいところ、矛盾しているところ、自分勝手なところなども十分、分かっていて、それでも親を求めてくれるんですよね。反抗期に入って、段々と親への気持ちに葛藤が出てきますが、何とも有難い、愛すべき存在ですよね。
この本は乳幼児のお母さんよりは、小学校高学年~中高生のお子さんをお持ちのお母さんにおすすめです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
子育て中は、本を読む時間もなかなか見つけられませんが、迷いが生じたときに、心のよりどころとなる1冊があれば、心強いと思います。
ここにあげた以外にも育児書はたくさんあります。ライフスタイルや著者との相性もあると思うので、ぜひ私だけの一冊を見つけてください。
ここにあげた本が参考になれば幸いです。

みなさんの心にハッピーが溢れますように♡

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